当然のことながら今回も大泉さんは行き先を知りません。
百戦錬磨の旅のカリスマは、もはや達観したご様子です。
今回は写真集のために日記を付けているので合わせてご紹介。
今夜、大泉さんの内なる想いと、卓越した才能がさく裂します。
やはり、大泉さんは”翻弄”されるのが面白い!!
第一夜のポイント
- 人は情報を遮断されると寝れなくなる。
- 睡眠不足は判断力の低下を招く。
- 2年間で大人になったどうでしょう幹部。
- どうでしょう写真集、堂々発売。それに伴い…
- ヨーロッパの旅に大切なこと、それは「メルヘン」
- 大泉さんのモノマネレパートリーの豊富さ。
いよいよ海外!今回の行先は?
1999年9月10日(金)
午前5時30分
HTB駐車場
テレビをご覧の皆さんおはようございます。
さて、いよいよですね我々、旅立つときが…
まー今から約数時間後にはもう、この日本を離れて…
あ、そう?
やっぱり海外行っちゃう?
どこ行くかもわからないで準備するの大変だったんじゃないかなと?
今回はもうねぇ、あまりに情報がないからね…
あのねぇ、今日はねぇ…寝てないの。
かわいいですねw
腹話術の人形のようですよw
うーんもうね、バカになっちゃったの。
「どこ行くんだんべ?」と思ったらねー寝れなくなってね。
何持ってけばいいんだぁ…?
考えたんだけどね、さすがになぁんも分かんなくなってね…
朝まで手がつかないのさ。準備に。
いいやと思ってね…
こう、お気楽な格好で。
大泉さん、短パンですね!?
でカバンはコレ(小さなリュックのみ)ですよね?
そしてサンダルですよ!?
あの、靴とかは?
今日ないの!
ハハハハハハハ!!
これで来ちゃったの?
もうねぇヤケになっちゃって…
あの、ズボンは?
ないの!
ちょっと参考までなんですが、我々の荷物…
これはまた随分とぉ…笑
コレまた異彩放つコレ…
なぁに?コレ…
大量のボストンバッグの山に、通称「死体」と呼ばれる1mはあろうかとゆう巨大なバッグが。
これちょっとね、今回すごく大切なもの入ってるの。
まコレ大泉くんに持ってもらいますから。
重たいよ?すごく…
まぁまぁ、オレが身軽だからいいけども。
これくらいで丁度いいw
多分こん中にはね色んなもの入ってるんですよ?
僕ら行く国、知ってるからw
じゃ、大泉さん。
どこに行くか…
もう言っちゃう?
今回、我々行くトコロは…パリです。
…。
…。
…あれ?
随分とあっさりと。
え、もう言った今?
パリ…はぁそうですか…(服装を確認する)
まぁまぁまぁ…
ただ、そのパリの理由。
パリと言えば我々2年前、レンタカーで21ヶ国を制覇しようと。
13ヶ国…我々はその時、回りました。
しかし「21ヶ国回る」あの時僕も言いました。
「回れなかったら辞める!」とまで。
僕は悔しくて悔しくて。
これはもう全部やんないと。
で、つまり残りは8ヶ国。
どの国が残ってるか見てみますか?
回りやすいとこ、回ったはずだよ?
回りにくいから残ってんだよコレ。
残っている国はまず、ヨーロッパ最西端に位置する「ポルトガル」。
南欧イタリアの中にぽつんと点在する「サンマリノ」と「バチカン」。
なんとも行きにくいイギリスの先にある「アイルランド」。
そして、北極圏にどっぷり入り込んだ「ノルウェー」「フィンランド」「スウェーデン」そして「デンマーク」の北欧4ヵ国だ。
で、今回はこの残りの8ヶ国を、えーこの1週間で回りきろうとゆうことで。
…えー
まぁ想定しますと…
また始まった!笑
話聞けって!!
これ(前回の)ヨーロッパ、5200キロ…
えー(今回は)約倍の1万キロ以上あります。
日程ほとんど変わらないですよ?
で同じレンタカーですよ。
ただただ、まーそこまで無謀なことは…
しません。
しません。
あれ、2年間で大人になった?
それはもう視聴者の皆さんもだまされない!
とゆう訳でですね、よーーく見て。
国数を稼げる所はどの辺かと…
ご覧いただければ。
どう見たって…(北欧)
…あれ?
ずいぶんアレ、ちょっと待てよ。
あれ?緯度が…
だいたい見て分かるんですけど、この辺(北欧の上3分の1)ですね…北極圏です。
ハハハハハハハ!!!
そう。短パンにサンダルしか持ってきていない大泉さんは絶対死ぬのだ。
…だったら言ってくれればいいのに。
これはお気楽だったなぁ!
短パンはちょっとマズイなぁ、大泉さーん。
サンダルは…裸足だもの!笑
足元マズイなぁ…笑
大泉さんはいつも適切な格好ができない…
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今回の旅にはもう一つの目的が。
金曜日 午前6:35
千歳空港へ向かう。
凱旋門にはまだほど遠いんですけど、今回の旅にはもう一つ重要な目的があるんです。
実はですね、この「水曜どうでしょう」のなんと写真集が!
出版されるんですよー!
おぉーーっぅ!!
で我々がせっかくなんで、北欧の美しい風景を…
みんなカメラ持参で。
大泉さんには「写ルンです」が支給される。
そして今回それぞれ日記を書いてもらいます。
こうゆうものの本には付き物ですから!
あーそうだね!?よくやってるね!?
今回その写真もあちこちで綺麗なの撮ってもらいますから!
その為にはね、北欧なんてのは良いフィールドですよ!?
もう嫌っていうほど大自然ありますから。
ハハハハハハハ…もーぅ。
大自然はもういいよ…
どこへ行っても大自然じゃないか僕らの行くとこねぇ?
ウハハハハハ!!
飛行機に乗ると藤やんが、大泉さんの読書、シャンパン、機内食、映画を堪能する姿や、寝顔などなど…
フラッシュを焚きつつ、執拗にどアップで撮影する。
大泉さんの、どアップは番組初期から続く伝統です。
いよいよスタート!
土曜日 午前6:07
出発地点 パリ 凱旋門
いよいよーヨーロッパリベンジ!
スタート地点にやってきました。
これぇはでも…
本来は北欧に近い方が…いいとは私は思いますよ?
あのねぇコレ地図、見て頂ければわかりますけど。
最初に我々が目指すべきデンマーク、この時点でもう1000キロ以上あります。笑
そうだろ?
こっから始めなさいよ。
あんだろ空港の一つや二つ?
ただやっぱりヨーロッパ・リベンジってことですから…
まミスターの強い希望もありまして、凱旋門からスタートと。
おかしいでしょ毎回毎回…
ここがもう起点なの!
ヨーロッパの玄関なの!
君だけだよ、そうやって疑問を抱いてんのは。
道民みんなオレの味方だよ。
おかしいもの常にあなた方の企画は。
バカモーン!
7泊8日で約5,000キロを走破する今回の旅。
アメリカ横断の6,000キロより少ないが、スカンジナビア半島はほとんど高速道路が無いため、一般道が大部分を占めることになる。
これが後々、この旅を最も過酷な海外ロケにしてしまった大きな要因になった。
それでは、どうでしょう班…
えーヨーロッパ制覇の旅、北欧リベンジ編。
すたぅとぉう!!
であのー今回ね、大切なことちょっと言うの忘れてたんですけど…
おーそれは言ってもらいたい。
大切なことってのは言ってもらいたい。
今回はあのー…
テーマは……
「メルヘン」です。
なんだヨーロッパってのはメルヘン以外無いのか!?
おー!わかりやすい、どうでしょう。
どんなメルヘンが待ってるのかな?
ん…ぉ、驚いちゃうんじゃないかなぁ?
最初なにが出てくるかな?
赤ずきんかな…
まぁ行きましょうか。
赤ずきんだね…
ミスターは過酷な旅に自ら身を投じ、扮装して場を盛り上げる…とても変わり者です。
ものまねタレント大泉洋。
土曜日 午前9:31
パリから140キロ。
ランスの大聖堂ってアレらしいですよ。
世界遺産なんです。
緒方直人さん(正しくは緒形)が…
大泉くん、あんなナレーションできるの?世界遺産の。
緒方直人さんはもう、できますよ。
「ランスの町に浮かぶ…」
ハハハハハハハ!
なんかどちらかと言うと、戦時中のなんか…
大東亜ニュースみたいな…
「ニッポン軍ノ快進撃ガ…」
いったいオレ何人できるのか?
「めるへんかいどう…」
「メルヘン街道…」
今の誰?w
百万円(柳生博)ですよね?
「言語学者でありぃ!
ゲルマン神話や伝説を研究していたぁ!
グリム兄弟もぅ!」
それ誰ですか?
「行くぞー!」
うははは!行くぞーって言わないと…笑
「ぅわー!しょうぅせつ…アルニムらと…ドイツ的なるものを模索したんですねぇ。
こりゃぁすごいなぁ…
いやぁーライオンに咬まれましたぁ」
ハハハハハハハ!
「おすぎです!」
ハハハハハハハ!
いきなり言ってるけど…!笑
洋ちゃんの面白さの秘密はその洞察力だと思います。
まとめ
行き先を知らない大泉さんは、またしても不適切な装いで旅に挑むことに。
ミスターのワンマンぶりには驚きますが、いつものことです。
大泉さんは不満を抱えながらも、車内を盛り上げてくれます。
↓↓第二夜はミスターのワンマン扮装ショーです↓↓
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