新しい国デンマーク入国を果たして早速、昨日の教訓を生かしてホテルを確保。
安心してメルヘン観光とミスターの扮装を堪能できます。
翌日はどこにも寄らず、ひたすら北上するど軍団。
道中、適当なことを言う藤村Dを大泉さんが一喝します。
やはり、どうでしょうはこの2人の”掛け合い”が面白い!!
第四夜のポイント
- 夢:大泉さんはメシ。ミスターは家族。
- 生々しいマッチ売りの中年。
- 小さなミスをとことん突く大泉さん。
- 罪をなすりつけられても黙るミスター。
- 番組の事を考えて必死に盛り上げる藤村D。
- 番組などそっちのけで野生に還る大泉さん。
デンマークに入国。淡々と儀式をこなす。
1999年9月12日(日)午後3時00分
ヨーロッパ14か国目 デンマーク入国

えー、やっと新しい国…デンマークへ!!入国いたしました!!
ヨーロッパの旅、我々にとっては14か国目!!

2年越しでしたねミスター!

で実はですね、このデンマークも…大変メルヘンな!!
皆さんご存じだと思いますが「アンデルセン」の故郷でございます。

アンデルセン物語というのはミスター、どんなのが?

皆さんご存じなのは…「人魚姫」「みにくいアヒルの子」あとは「マッチ売りの少女」

おやおやおや…?
是非そのねオーゼンセの町でね、マッチ擦りましょうよ!みんなで!

マッチですか…?

はい?

人魚姫あたりが実は…

…。
持ってきてねぇんだよ…
早速アンデルセンの故郷、オーゼンセに向け走りだす。

オーゼンセがあるのはフュン島っていう島なんですよ。
高速がつながってるんで多分これトンネルだと思うんですよね。
海底トンネルで島を渡ると思うんです…地図からいえば。
しかし…

おぉ?橋ですなぁ…?島を渡るのは…
日曜日 午後4:30
デンマーク オーゼンセ 到着

いろいろ買い物だとか食事だとか…

そらぁ後ですよ!?わかってるな?オイ!

わかってますよ…
まずはホテル!本で調べる。

創業100年の伝統と格式を誇るホテル…「グランド」!!

…よしよしよし…ぃよぅーうし!!

ぃよぅーうしグランド行けえ!
とても綺麗なオーゼンセの旧市街に、ホテル「グランド」を見つけて部屋を確保することができた。

今回、ツ…Two Twin Roomsって言ったから!

何度ともなく君は僕らをダブルベッドへいざなってるじゃないか。
おぉー!?
広いで…あっ!!
(ダブルベッドだ!!)
…とにかく君はさ、海外行ったらさ、必ずさ、お約束となってるこの画だよ!!

…なんだオレ単語おかしいのか?
レセプションに行くと小さなベッドが二つ、くっついているのだと教えてくれた。
(ハリウッドツイン、ジャーマンツインなどと呼び、欧米ではめずらしくないのだそう)

しかしどうだ、ちょっとちっちゃいなぁ。

ちっちゃいなぁ…格式はどこ行ったんだよ。
日が暮れる前にアンデルセンの生まれた家に向かうことに。

あーこれだ!?

あー。ちっちゃい家だもん…

これはそのー、開けたらすぐもう裏庭に行ってしまうという…
こんな小さな家でしたけれども、アンデルセンは有名になって色々な宮殿で過ごした後も「ここでのクリスマスイブが一番楽しかった」と…
いうふうにおっしゃているわけです。
ふじやんがマッチを取り出し、大泉さんが擦る。
(ちなみにこのマッチは「桜前線捕獲大作戦」で立ち寄った盛岡のわんこそば屋「東屋」のもの。藩士心をくすぐる粋な演出だ)

よっ!あっ!

おっと、何が…大泉君は何が今見えましたか?

ハンバーグが見えました。

ハンバーグを…それがやっぱりあなたの希望であると…
朝から何も食べていないどうでしょう軍団…。軍団全員の希望なのかもしれない。
ミスターも擦る。

見えました…家族での暖かいクリスマス…

今年のクリスマスぐらいね、家で過ごしなさいよ。笑

いやいっつもそうしてるよ…

じゃ今日はホント寝てないから…とりあえずホテルに帰ってじゃ本当にゆっくり夢を見ましょう。
…ということで締めていいですか?

綺麗に終わりましたね!?
ホテルに戻ってくつろいでいるとトントンとドアをノックする音がする。
とそこから何者かが出て来た。
何者かは最後までわからなかった。ただマッチを買ってくださいというヤケに生々しい女性だった。

大泉くん追い出して。
満面の笑みでマッチを擦りながら性能をアピールする女性に、息を吹きかけて火を消す大泉さん。遭えなく退室となった。

はい、じゃ!ミスターおつかれさまでした。

いやいや…みんなの反応もいまいちだったなぁ…

いやいやミスター、そんなこと無いですよ!?

動きもね切れがなかったね…まぁまぁまぁいい訳になっちゃうから。

ハハハハハハ!!
ダブルベッド、がっかりメルヘン観光地、ミスターの扮装…これらはお決まりの画なのです。
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デンマーク人は気まぐれで橋を作り、命令に背いてトンネルを掘る。
翌朝
月曜日 午前9:12
デンマーク オーゼンセ

ゆっくり休みました。万全の体調で。

で今日はですね…デンマークからスウェーデン!に入って行こうかなと。
今日は、昼12時までにコペンハーゲンに着いてレンタカーを返却し、船でスウェーデンのマルメまで行き、再度レンタカーを借りる予定だという。早速出発だ。

おっ、こっからあれかな?
トンネル…じゃないかなぁ?
いよいよこのフュン島を別れて…
…あっ!?

すげぇ橋だっ!!

これあれじゃん、マイアミの…キーウエスト!

すんごいねぇ!!

橋なんだ…

藤村くんは毎回トンネルだぁトンネルだぁてバカみたいに言ってるけど一回もトンネルないね。

あのね、書いてないの。

そうだね。
知ったかぶりしてトンネルだぁトンネルだぁって言うけども…
キミはなんか旅のエキスパートだみたいな知ったかぶりして…

…おまえここで降りろ!!
あー見てごらん、吊り橋ですよ。

おもしろいね途中が吊り橋なんだ…
なんかこう作った人が違うのかなぁひょっとして?

あ、途中に一個島があるんだ。

ということはあれか?
おそらく、違う時期に出来たんだろう、この橋やっぱり。

いっしょだろ。あの島は別に人住んでるような島じゃないもん。

じゃどうしてあそこは吊り橋にしてここは普通の橋なの?

あそこは吊り橋にしてるのは高くして大きな船が渡れるようにしてるの。

さすがミスター!!そのぐらいわかれよ!!

…。
…藤村くんねぇ。あそこ高くなってるでしょう?あれは君どうしてか分かる?
大きな船が通れるような所を一個くらい設けとかないと大変だろう藤村くん。

大泉くん物知りだな?

当たり前だよ。
常識だよそのぐらいは!おかしいと思うでしょ?
鈴井さんは「作った人違うんじゃない?」なんて言ってたけど…

ハハハハハハ!!

そんな気まぐれで橋なんか作る人いないよ。

あれ!?鉄道はトンネルなんじゃないの??

あらどうしてだい?

多分吊り橋とトンネルかどっちか費用を考えたらトンネルだったのかな…

違うんじゃないかなぁ…?
「吊り橋だッ」って言ってんのに掘ってったヤツがいたんじゃないのかなぁ。笑

…ミスターなにバカなこと言ってんだよ!

どこのバカが間違って片っ方掘ってくんだよ!

ハハハハハハ!!

いい加減ミスター、短パンはやめたらどうだ!?笑

いつまで短パンでいる気だぁ?笑
なぁ藤村くん…いつまでたっても短パンも買わずにだ!
あの小っちゃなナップサックでぇ!?
買ってくれるかと思ったらデンマークまで来たって買ってくれない!
それでいいのか!!えー!?
いつまでもニヤニヤ笑ってるからつけ上がられるんだよ!
オイっ!!

痛ってぇなオイ!おいどついたな今オマエ!!

早く買えよ!!
ミスターは人の犠牲になって黙って死んでいくタイプです。
スウェーデン入国。
月曜日 午前11:42
デンマーク コペンハーゲン
レンタカーを返却し、港へ歩いて向かう。もちろん死体(テント)を運ぶのは大泉さん。
私はもう30分後にはついにスカンジナビア半島に渡ってしまう。それも短パンで。
そんな僕の不安をヨソにまたも無神経にも藤村君が私にカメラをむけ私のそんな心境を聞いて爆笑してる。メガネがくもってファインダーが見えない位。こいつだ!こいつのせいでわたしはこんな北欧までつれてこられたのだ。私は彼が怖くなった。彼の爆笑に全てを吸い取られる気がした。この爆笑バンパイヤに。
また、甘いジュースを飲んでる。
高速船に乗り、スウェーデン入国を果たし、マルメに到着した。
マルメにてレンタカーを借りる。当初の予定よりずっといいクラスの車が来たらしい。ボルボS80といってボルボの最高級らしい、藤村さんとミスターは大喜びだ。でも運転席の調節に早くも四苦八苦している藤村D。どうやらアクセルに足が届かないらしい。可哀想な藤村君。君にボルボは向かないのだよ。
「ヨーテボリ(イェーテボリ)」というボルボ本社の街を目指す。
月曜日 午後6:10
ヨーテボリまで57キロ地点

今日はヨーテボリ過ぎて、なるべくノルウェーの国境が近いところま行っとこうかなと。
たいしてスウェーデンご紹介してないですけども…

ヨーテボリは色々あるでしょ?

ま例えばスウェーデンの車と言えば「ボルボ」。
この本社なんかがあって…ボルボ博物館ですか?

今日の17時で閉まりました。

残念ながら我々取材班もぉ間に合わずということで…
スウェーデン早くもひとつ落としました。笑
かなりやっぱり4人とも焦ってるわけです。たいした盛り上がりもなく…
焦ったどうでしょう班は…

おっ!?UFOじゃないかい??

あーあったねぇ。

あれ何だい?あれ嬉野くん…

あれ気球でしょ。

ここまで君たち慌ててるって事はホントに何も無いと思ってるんだな?
この後の予定無いな!?笑
そこで大泉さんに白羽の矢が。

(後部座席たいくつレポート)
本来であれば、こういうふうに座ってればいい訳です。
景色を見ようと思ったらこう「グワッ」っとこう(身を乗り出す)。
ところがこれはもうずっとはやってられない。
だからVが止まると(戻る)。
ところがですね、だんだん人間バカになってくるとですね、こう(足を前の座席に上げる)なってきますね?こうなるともうかなり人間考える気はありません。笑
(ヒザを)たたいたり…意味もなく…笑
だんだんもう暇になってくると更にこれでは物足りなくなってきてですね、足は一体天井につくのか?っていう…笑

ムハハ…こうなるともう人間ではないですな笑

僕は現実問題、後ろの私はたまにこうしてるんです。

こらぁ今この後部座席でこう進んでいると、ここは別に北欧だなんだぁと…

関係ないです。
それよりかこの足が一体どこまで行くか?の方が僕は気になるわけです。
…こう後ろの窓まで行くんじゃないか?とか笑

やめさせろそれ!

ハハハハハハ!!
後部座席の大泉さんはもはや、動物園のオラウータンだ。
まとめ
新しい国デンマークに入国して、お決まりのダブルベッドをなんとか免れたどうでしょう班。
メルヘンに盛り上がることもない…これもお決まりです。
結局、車内トークが一番盛り上がるという、どうでしょうお決まりの回でした。
↓↓第五夜は旅の仲間が一人増えます↓↓
↓↓第三夜はドイツで野宿でした↓↓
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