4人の旅人はスウェーデンから遂にノルウェーに入国する。
ノルウェーから先の工程は2通りあった。
しかし、4人がとった選択肢はノルウェー海岸沿いのフィヨルドルート。
今回ばかりはギリギリだとディレクターも弱気だが、その問題とは別に、キレイな大自然の恐ろしさに薄々とは勘づき始める一行であった…
第五夜のポイント
- ちっちぇーセパレートベッド
- どうしてもフィヨルドが見たい
- ノルウェールート選択
- ノルウェーで半そで短パン
- 国立美術館 火曜日休館
- 5人目の夢旅人ムンクさん
- 北欧は今ABBA
ベッドはなんとかツインだった
1999年9月13日(月)
午後7時30分
スウェーデン ウッデパルラ到着
ホテルを探す
あコレ「ホテル&レストラン」て書いてあるよ
行ってみる
あぁ立派ですな
ちょっと聞いてきますかお部屋
聞いてみる
お部屋取りました〜
ホテルで一泊
あとは〜藤村くんはたぶんダブルの部屋を取りますからそれをみなさんお楽しみにしてましょうね
ダブルベッドをご覧にいれましょう
(藤やんはいつもツインではなくダブルの部屋をとってしまう説)
部屋に入る
お決まりの映像は今回あるんでしょうか??
ツインと言いましたよボクは
あ?
クククククククク
あのねぇツインとボクわぁ
いやと言うほどいいましたよ!!
また同じですよ
セパレートですよ
そうでしょう分かれるんです
分かれる
コレどうだい
病院の診察代ですよ
ちっちぇー
確かにこれは鈴井さんの言うように「具合が悪いんです…」って点滴されるようなのだよ
これが普通なの?
スゥーデン人はだって…
寝ぐせがすごくいいんだもん
(セパレート式、海外ではよくあるんだなぁ…)
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今後の予定
作戦会議
明日からの予定
ま、いちお明日はですねぇノルウェーに行くと
とりあえず明日ノルウェー入るじゃないですか
その後のルートとして考えられるのが…
ま1番最短距離をね行くとすればもうノルウェーは「入ったよ」ということですぐ引き返してですね
こちらの方をグーっと
ここで説明しよう。明日ノルウェー入国を果たしたあと最後のフィンランドに向かうルートには次の2つが考えられる。
1つ目はノルウェー国境からすぐにスウェーデンに戻りボスニア湾に沿ってフィンランド国境まで北上する最短ルート。その距離は約1,500キロ。しかしこのルートではスカンジナビア最大の見どころフィヨルドをまったく見ることができない。
そこでもうひとつ考えられるのはフィヨルドの広がるノルウェー海を目指し国境からオスロ・リルハンメルを経由しトロンハイム 。
たっぷりとフィヨルドを堪能しながら北極圏を突破世界最北の鉄道が通るナルヴィックまで北上。ここからフィンランド国境を目指すというルートである。その距離はなんと最短ルートより500キロも遠回りになる約2,000キロ。
果たしてどちらのルートを選ぶべきか。
ただこの時点で我々は北欧という美しき国々が隠し持つ本当の恐ろしさにまだ気づいてはいなかったのである。
まだ5日あるわけですよね
火水木金土
ヘルシンキ発の帰国便
土曜日午後4:00発
土曜日のお昼までにはつかないとまずい
まぁ4日半と考えて
3日でここまで来てあと4日半ある
そう考えると単純にね地図を見る限りでは行けるんじゃないの?
遠回りでも行けそう
いや果たしてねぇそれが本当に可能なのか?
我々今まで高速道路を使って1日800キロ1,000キロなりと来たわけですけれど
明日からのルートはほとんど一般道となる。
これ計算するとですねぇ高速道路でない道も1日平均700キロ以上走んないと…ヘルシンキには着かないんですよ
700キロ?!?!
これは厳しいよ
一般道を700キロ/1日
ただねボクここで妥協案あるんですよ
フィヨルドも見たい
今まで何も見てないですからね
だからフィヨルド一回くらい見るって道はどうなんでしょうか
一回フィヨルドを見てから最短ルートへと移る作戦
彼はここでひとつ「フィヨルドが見たい」(という意見を出した)
まず少なくとも2つの選択があるわけですよ
フィヨルドを見るのか
それともボスニア湾の訳わかんないとこ行くのかって話があって
それに対しては全員一致で「フィヨルドは見たい」
なので明日に関してはトロンハイムまでは目指すと言うことは決まった訳でしょ??
恐いんですよスカンジナビア半島は
世界地図でスカンジナビア半島は端っこの方だからよく見ないけど、改めて見るとこの怪物さがひしひしなのだ
半島っていうか生き物みてぇだもん
まだコイツに入ったばっかり
まだこいつと戦ってないんだもん
明日からですよ
じゃあとりあえず戦うってことでいいんですね
これ行くってことはもう完ペキ「眼」に入るからね
(ボスニア湾を行く道を選んで)こんなやり方をしたらねまだ残ってるポルトガルさんとかアイルランドさん達が笑ってる
「次はおまえら直通で飛行機で来るんだろ??」(なんて言っちゃう)
ハハハハハハハ
ポルトガルさんに笑われます
(と)言われますよ
スカンジナビアの首を持ってねポルトガルにやらなきゃいけないわけですよ
うぉい!! (ってね)
いつまでもこんな威勢よくはさしてませんよ我々が行った暁には
フィヨルド全部刈り取ってやる
九十九里浜みたいにしてやる
ハハハハハハハ
会議終了
今回ばかりはかなり危険な賭けであることは確かです
就寝
(わざわざ過酷な旅をするどうでしょう班。度胸あるなぁ…)
ノルウェー入国を果たす
火曜日午前7:15
ウッデパルラを出発
ノルウェー国境を目指す
もうすぐノルウェー国境ですよ
ミスターが珍しく後部座席に座ってる
ダメだもう…
ここの席はもうヤダ〜
後部座席は人間をダメにする
オレなんか昨日からずっとだぞ
昨日運転してねぇもん
お?!なんか国旗がいろいろ描いてありますな
これ国境じゃないか?!
この橋だ!!この橋が国境だ!!うわスゴイ!!
これ渡り切ったらノルウェーですよー!!
ノルウェー入国
16か国目制覇
Tシャツのノルウェーを赤く塗る
大泉洋さん半そで短パンで震える
寒いぞココ
あ 震えてますねぇ
ココに来てだいぶ限界感じてきたな
日本から短パンでやって参りました
短パンで世界を旅できるのか!?と
チャレンジです!
(かなり北に来ましたな。大泉さんとても寒そう…)
新しい仲間「ムンクさん」
ミスター運転
トラクターだ
かぁぜぇに逆らうぅ♪
こうなっちゃうんだよ後部座席にいると
今日は絶対運転してやるぞぉう
カッコよく運転してやるからなぁ
一番いい所をじゃあ大泉さんに今日渡すよ
最後の方だろやっぱり
死んじゃうって最後の方まで後部座席に入れられてたら
まもなくオスロ
オスロで有名な画家って知ってるかい
ムンクって知ってるかい
ムンクの「叫び」はあれはオスロの街角でムンクが感じた絵なんですねアレは
なんかムンク美術館とかないの?
あるんだ
寄るかい?
(トロンハイムまで)555キロもあるんだよ
でも君だってちったぁ楽しみがないと
寄ってみる
「叫び」を見るためにオスロへ
国立美術館到着
火曜日 午前11:07
オスロ国立美術館
国立美術館
ムンクの「叫び」以外にもマネ、セザンヌ、ピカソなどの作品も所蔵。入場無料。
しかし
?
今日は火曜日
「Tuesday closed」の文字が…
火曜日休みですなぁ
いやボクは知らなかったよ
マジかよぉ
でも
ムンク美術館てのがあるから
ムンク美術館
よく知られる油絵の「叫び」ではなく、パステル画の「叫び」が所蔵されている
「叫び」 を堪能する
見学終了
まぁ多少これで…
見せるべきものは見せたと
もうもうもう
駆け足でしたけどもねムンクも
ムンクさん
昼(ハーマルのマクドナルド)
(ムンクさん一緒についてきちゃった…)
ノルウェー音楽ヒットチャート
火曜日午後1:42
トロンハイムまで400キロ
このムンクのせいでねやっぱ狭いのね
ムンクさん…
どっか行ってくんないかなぁ
ムンクさん何を言っても聞く耳を持たないんだよ
音楽情報
えーまぁスウェーデンではですねぇ小粋なスウェーデンソングをご紹介した我々
もちろんノルウェーでもノルウェーソングを
前回はねガソリンスタンドで入手した(のは)最新ヒットチャートだと思ってました
(スウェーデン・ポップスだと思って紹介したのは実はオランダのバンドでした【SVEN・INGVARS】)
今回ちゃんとマックの隣にあるCDショップで(買った)
トップ40の中から選んできました
ノルウェーヒットチャート第1位
アバジェネレーションの「A★TEENS」
90年代に日本でも大ヒットしたスウェーデンのABBAをカバーした4人組。北欧では今、再びABBAらしい。
アバジェネレーションで「Dancing Queen」
♪〜〜〜♪〜〜
いいでしょうムンクさん
イヤー
ムンクさんの小ネタ
いらっしゃ〜い(桂三枝)
(ムンクさんは何を見ても聞いても驚く…)
スマスマに出たい大泉さん
リレハンメル
’94年の冬季オリンピック開催地。日本はジャンプ団体で銀メダルを獲得した。
最近、船木さんもスマスマ出てましたね
オレもスマスマあたり出れないかなぁ
大泉くんやっぱりスマスマ出るのがやっぱり目標だなぁ
オレも作ってやるんだ
料理いっしょに
大泉くんはだってスマスマの収録時間いっぱいいっぱい使っても一品もできねぇんだもん
ハハハハハ
ムンクさん死にかける
火曜日午後3:51
トロンハイムまで320キロ
(車を降りて水辺に行く。ムンクさんもフィヨルドを一緒に堪能)
こういうきれいな景色にはコメントは必要ないと思います
ましてやですねムンクさんの(存在はいらない)
でもこうしてみるとかなりムンクさんも景色には驚いて…
驚いてるでしょ?!
ムンクさん驚く
ホォーこぉれがフィヨルドかぁ
いやぁまいっなぁこりゃ〜
いらっしゃ〜い(桂三枝)
ノルウェーまで来てもうないのか?
なんかないのか?
こんなもん!(ムンクさんを海に投げる)
あーー!!!
ムンクさんムンクさん!!!(ムンクさん溺れる)
ムンクさーん!!(人工呼吸する)
ムンクさん怒る
何すんだよ!!
えー?!
あ”ー!!!(「叫び」)
火曜日午後5:03
トロンハイムまで220キロ
スカンジナビア山脈に入り秋の風景になった
オレは秋なんてあと一ヶ月くらい待たなきゃ来ないかなぁと思ったなぁ
1時間ぐらいで秋になったもんなぁ
ビックリしたなぁ
トロンハイムまで200キロ…
我々は、美しい国々の「退屈」という恐ろしさに少しずつ気付き始めていた
そして遂におそれていた事が起きたのである——
(ムンクさんが海へ突き飛ばされた!!必死に人工呼吸!!なんとか助かった笑笑)
まとめ
藤やんがとる宿はダブルかセパレートツイン説健在。
ノルウェーからのルートは、最短ルートのボスニア湾ではなく、フィヨルドルートのノルウェー海岸沿いを選択。
国立美術館に寄ろうとするが休館日に当たってしまう。
てことで、ムンク美術館へ。
車内にムンクさんという同乗者がプラスされ、後部座席はいよいよ狭くなる。
ノルウェーまできてるのになにも楽しみがない今回の旅。まだまだ先は長いぞ。
第四夜はミスターが変装します。コチラから↓↓
(いよいよスカンジナビア半島に突入です。ノルウェーの海岸沿いのフィヨルドを刈り取りながら進むんですね(笑) 果たして一行はスカンジナビア半島の首を掲げることができるのでしょうか。大自然を目の前にしてフィヨルドを堪能するコースを選んだようですが、吉と出るか凶と出るか楽しみですねぇ…。
最後まで読んでくれてありがとう。感謝しております。)
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