パリを出発し、ドイツ入国を目指すどうでしょう班。
しかし、藤やんのせいでなかなかたどり着きません。
夕方になってたどり着いた町でもミスターの小ネタに時間を費やす始末。
そんな状況で、追い打ちをかけるとんでもない事態に巻き込まれることに…
やはり、どうでしょうは”無計画”だから面白い!!
第二夜のポイント
- 道がわかっていても指示する人間が必要。
- トラブルはだいたいヒゲのせい…行くべき道を見落とす。
- 飲まず食わずで着いた町で行くべき所とは?レストランでは…無い。
- 突如現れた「赤いずきんの中年」
- 突如現れた「男にキスを迫る中年」
- トラブルはだいたい洋ちゃんのわがままのせい…宿が決まらないのにレストランでメシが出てこない。
ジュース飲んで爆笑してないで地図を見ろヒゲ!
1999年9月11日(土) 午前11時07分
ドイツ国境まで40キロ地点

大泉さんとねぇ、旅をしてると楽しい!

そうでしょぉう!?
僕なんかそのかわり君たちと旅してもひとっつも楽しくもなんともないよ!

ムハハハハ!!笑
もう次から呼ばないぞ!?
誘わないぞ?次から!笑
こうゆうね、バカトークをしてると地図を見てる人間が今だれもいないから!

大丈夫だよ信じてないから、もう頭入れてるから。
しかし…

ミスター、曲がり道がわかりませんでしたなぁ…

ですねぇ…

ちょっと遠回りになりますけど…

これ何キロくらいロスですか?

なんですか?…百キロですよ?
曲がり角が見えなかったですね。笑
ミスターも見えてなかったでしょ?

わっ…かんないですねぇ…
でも大泉さん…

え!?(ビクッ!)

大泉さん、こうゆうのはやっぱりナビの仕事なんですよね?

もちろんそうでしょうなぁ…ヒゲが間違えましたか!?
ドイツの目の前まで行ってたでしょぉう??
道間違っても「あっ」とか言わないよね?
静か~に、黙~って、あわよくば間違った事を気付かれまいという意思を感じるから、こっちは余計腹立つんだよ!
こっちだってバカじゃないんだからなぁ??
オレだってわかるよ、いつまでたってもフランス終わんねぇもん!笑
意味なく100キロも走らされてんだよ、ミスターは…笑
なめンなヒゲ!ミスターは無言、たぶん怒ってるんだ。ロケの雰囲気が悪くなった。
熱い熱いといってハンカチであおぎだした。爆笑しすぎなんじゃないだろうか。こっちまで熱くなる。そして甘いジュースを飲み始めた。
もう藤村くんにはまかせられないので私が地図を見ることにした。私が正しく道の指示を出しているのに彼はただ復唱してくる。うっとうしい。
そしてもう甘いジュースを飲みほしてる。あ!今度はチョコ食ってる。
ドイツマルクも1銭も持たずにドイツに入ったというのに、その反省すらない。
次は又甘いジュース、何本もってるんだ。
ヨーロッパのバカンスの話をしてたら藤村君におまえは毎日がバカンスなんだからバカンスはいらないと言われた。
絶対今日寝てる間にあのヒゲ全部剃ってやる。
その性懲りもない藤やんに幾度となく振り回されてきたどうでしょう班。しかしそれが名場面を生み出してきたのも事実な気がします。
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ドイツの森に現れた一人の少女(!?)
すぐだと言っていたドイツ入国に2時間半を費やし、さらに3時間走ってようやく目的の町へ到達した。

わたくし達が目を付けた…
アルスフェルトという「絵のように可愛らしい」町!
この町は実は赤ずきんちゃんの故郷なんですよぉ!?
いいトコでしょぉう??
(一同無視w)
…いいトコでしょぉう??汗
これ中々日本じゃこの町紹介する人居ないんじゃないかな?
パリから800キロ来ていきなりここの町だもん。

飲まず食わずで…17時になるよぉ?

もう宿を決めないと…笑
このアルスフェルト近郊の女の子が着る民族衣装は赤い帽子。
これが赤ずきんちゃんのモデルとなったと言われている。
町の外れにある森に「今も赤ずきんちゃんが居る」とミスターは言うが…森へ行ってみると。

でも確かに、まさしくグリム童話というのはこういう森だったかもしれない気がしますね。
ここならひょっとして赤ずきんちゃんも出るかもしれないと思った瞬間、遠くの木から何者かが次の木へ、まるで身を隠すかのように走った。
「赤ずきんちゃんだ」
赤ずきんちゃんはなおも果敢に私に寄ってくる。
そしてついに私のすぐ近くの木に隠れると、彼女は有名なあの一節を私に問いかけた。
「おばあさんの目はどうしてそんなに大きいの」
感動した。まさか私がおおかみの役がやれるとは。

それは…
かわいい赤ずきんちゃんが、よーく見えるようにだよ!?

おばあさん…?
おばあさんの髪の毛がそんなにモジャモジャなのはどうして?

ムハハハハ!!ぉおー!?
ちょっと!!聞いたことが無い…笑

それはね…お前の知ったことじゃないんだよ!?
私が最後におおかみ最大の名セリフ「おまえを食べるためだよ!」といったら彼女は全力疾走で森の奥へ消えていった。
御苦労様ミスター、思ってたより面白かったよ。
ミスター、昔と違ってやらされてる感がスゴイぞっ!!
ドイツの農道に現れた一人の王子(!?)

次なんですけどぉ…あれご存じでしょうかねぇ。
「いばら姫」!!あの舞台となったお城がこの近く…あるんですよ。
【いばら姫】「眠れる森の美女」としてディズニーがとり上げたグリム童話。100年の眠りについた姫が、王子のキスで目覚める話。

今度はしかしあれですな…
…登場人物は二人いますか?姫だけでいいですな…

いやぁそれだったら姫はずっと眠りに就いたまま…

眠っているという所にぃ…颯爽とねぇ?
王子が現れ…

…るところで…

キスをすると眠っていた姫がねぇ?目覚めるという話なんでしょぉう?
だから僕はたぶんねぇあそこの城に行ったときにね、うっかりだよ?
大泉くんあたりがね…?うっかり眠ろうもんなら…
どっからか颯爽と王子が現れて…「どうしたぁ?」と…笑

それはここからどれくらいですか?

いやーまだぁ…100キロ近くあるのかな?
もう18時ですもの…
もうだから宿も決めないと。w

我々その…
寝るところもままならないままね?
その小ネタに今、勇猛果敢にも挑もうとしてますけども…
土曜日 午後7時40分
ザバブルグ城 到着
そこには、いばらに覆われたお城が。

ここを分け入って王子は入っていったと。

城の中の犬から、鳥からなにから全部が100年眠ってしまったと。

焼いてる焼肉まで止まったと。

ただ…ちょっとやっぱり眠ったりすると、今でも王子様が駆けてきそうな…
そんな雰囲気はありますね?
…?
ぅーん…?

…。
…。
いや…出ますよ。
僕は城を出てすぐなぜか眠くなって車の中で寝てしまいました。すると突然ドアが開いて、僕は何ものかに激しく唇をうばわれました。ビックリして目を開けるとそこには王子様がいました。
いいかげんにしろミスター!僕は越えてはいけない一線を越えてしまったような気がしました。
このコントだけはしてはいけなかった。
日本から用意された王子の衣装を身につけスタンバイ。草原を走って来るというシーン。夕暮れがせまってフと様々な思いが脳裏を駆け抜けた。
「まずい、考えてはいけない」
そう自分に言い聞かせた。
「無」「そうだ考えるな」「む」「む……虚しい」
なんだよミスター「湯痔の旅」の前枠で嬉しそうに大泉さんにキスしてたじゃないか!それはそうと、二人の胸中などお構いなしに、ただただ笑い転げる藤やんでした。
腹が減っては旅はできぬ。
この後、大泉ならびに嬉野D両名が「宿を探すより、先に夕食を食べたい…」と言い出し、いばら姫の舞台、ザバブルグ城のレストランで夕食をとることになった。
しかし…

大泉さん…我々予想…し得なかった展開に…

食事をしてますね?我々。

レストラン入ったの何時でしたっけ?

20時くらいかな?

えー今、時間はですね…21時40分…
まだメインが来てないんです…
ま、食事がね、ゆっくりだってのは我々慣れてますから…
でもまだ泊まる場所が決まってない…
しかも皆さん地図を見て頂ければわかるんですけど、とっても田舎に…

ホテルとれないとなると、かなり異例の展開になりますよ…
初日から車中ってことに…

これは僕らも演出上ね不必要な事ですから。
いきなり初日からそんなヤマ場は普通持ってこないですから。
後々に…苦しくなってきますから、だって…笑

初日に13時間走って車中泊はヤバいですよ!?
人間壊れますよアッとゆう間に…

あれだよ?君とうれしーだよ!?
ここで食おうっつって強行意見を言ったのは。
僕は「いや、とりあえず先に宿が…」って言ったけど。
このバカ一人ならまだしもだよ?
嬉野くんまで言うんだもん…
今思えばウレシーは腹が減ると機嫌が悪くなる私を気づかったのだとおもいます。

ザバブルグ城でね、朝を迎えても僕はいいんだけど

寝れないでしょ車中泊なんかで。

あ゛ぁー。
…ぃ言っちゃうかなうれしー?
テント持ってきてんだオレ…

ホントに!?!?
なんで北欧行くのにテント持ってきてんの!?

テントって事ねぇだろうよ!!
たかだかオレがメシ食いてぇって言っただけで…

0時までに宿見つかんなかったらもう…その場で寝るぞ!!
僕ら二人は寝袋を持ってきてるもん。

ぼくらはどうすんだよ!?
万が一寝袋になったらそりゃぁ悪いけど、出演陣が寝袋で寝るからな?

ヤダよ、オレ達個人の持ち物だもん。
なんであんた達にあげなきゃいけないのよ。
衣装は…たくさんあるで?寒かったら王子の衣装でも…

重ね着すればいいんだ。

本気か?
このカメラ本気で言ってんじゃないのか?

そうゆうことで、じゃっ!!
次はデザートを食べた後果たして何時か!?
そしてレストランを出る…

さぁ、もう時計のほうは…笑
夜…22時50分です!笑
どうしましょう?
ウハハハハハ!!
「めし」と「宿」…これにまつわるどうでしょう班の戦いは、どの大型企画でも発生しますね。とくに海外では。
まとめ
道を間違えて、飲まず食わずで最初の町にたどり着いたのが午後5時…
そんな中、ミスターの「赤ずきん」や「王子」さらには大泉さんの「姫」などの小ネタに時間を費やしてしまったことがのちの悪夢に繋がりました。
宿が決まらず夜中を迎えたどうでしょう班…どうなってしまうのか。
↓↓第三夜で朝起きた時の大泉さんの様子は!?↓↓
↓↓第一夜は大泉さんが軽装で来てしまった経緯でした↓↓
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