気さくな支配人のいるホテルに宿泊しているどうでしょう班。
その支配人は果敢にどうでしょう班にコミュニケーションを図ります。
スイスへ入国し、ハイジが育った家があるとゆう散歩道（山岳）を登ることに。
そこでは子持ちのハイジが著作権を超えた共演を果たすことになります。
やっぱり、どうでしょうはミスターの変装が“おもしろい”！！
第七夜のポイント
- 粋な小太り中年 Mr.フリッツ。
- 藤村Dが高級ブティックを出店。
- 大泉さん国を起訴。
- ハイジ出現…我々の知ってるハイジとは少し違うような。
- 高山を舐めると犠牲者が出ることに。
ホテル支配人Mr.フリッツ。
1997年8月26日（火）午後10時
リヒテンシュタインのホテルで晩餐
乾杯。
これはねぇへたしたらだよ？
へたしたらフォアグラの可能性があるね…
ええっ！？
藤やんのサラダを食べた洋ちゃんの発言を聞き、サラダに群がるどうでしょう班。
あっ…ちょ…ダメだって。
ヨーロッパの食事に難色を示す洋ちゃんも、このホテルでの食事には大満足の様子。
するとウェーターがグラスに入ったお酒を持ってきてくれる。
どうやら支配人Mr.フリッツからの御厚意だとゆう。
早速ミスターが試飲してみると…
…なにコレ。
かなり強い。
じゃ、ちょっとひとなめ…
いやいや、一気にいったほうが俺はいいと思うよ。
そうかい？
（一気に搔っ込む）
…んぁ。
…むはっ。
体中に熱波が襲い、悶え苦しむ大泉氏。
…これは絶対に火が付くね。
これ絶対火が付くやつだ。
グラスにライターで火をつけてみるとフランベのように火柱が立ち上る。
こらぁこれ以上カメラ回したら、またねダジャレ王になって終わるよ。
10分も経つと早々に酔いが回り、爆笑を繰り返す。
そこには自分を抑制できない大泉氏がいた。
Mr.フリッツに「オヤスミィー！」と陽気に挨拶し部屋に戻る。
大泉氏が部屋に飾られた絵画を発見すると、視聴者は先ほどの発言を思い出すこととなる。
おー！？そうか、そうか。
まさかここでぇ、”シャガール”に会えるとは思わなかったなぁ。
これはねぇ”シャガール”の初期の作品でね？
女性の豊満な身体を…
ムハハハ！
…大泉くん。
ここには…
なんだい？
…おぉ？
”ミレー”って書いてある…
これは”ミレー”だ。ねぇ？
ここに来た人は全員ねぇ、これを…見レーと！
ハハハハハハハ
ちなみに、ここに飾られている画は「横たわる裸婦」のレプリカである。
足元もおぼつかない様子で、部屋に飾られた他の絵画も見て回る。
こっちはなんだい？
これは”デガス”の作品だね。
読んだな？
こらぁねぇ？
ここにねぇ？
”デガス”の作品を飾ったこのホテルはねぇ…デがすた！
ハハハハハハハ
翌朝。
ホテル支配人Mr.フリッツが、空気が抜けて干物のようになったプーさん風船を見て、身振り手振りで何かを伝えると、風船を手に持ち大泉さんとうれしーを車に乗せる。
困惑するどうでしょう班の意も介さず向かった先はおもちゃ屋さんだ。
プーさん風船を受け取った店員はすぐさま状況を理解しヘリウムガスを注入する。
おぉ？おぉー！
おっ！おっ！おっ！
みるみる膨れ上がり、浮力を取り戻すMr.プー。
ウハハハハハ！
オーゥ！センキュウー！
センキュウーソーマッチ！
興奮を隠し切れない大泉氏。
凄い！あっとゆう間にプーさん生き返りましたね！
いやーこのフリッツとゆう人は底知れない魅力を秘めた方ですねー。
この体格からしてですね、なんともアラジンと魔法のランプの魔王のような。
我々の夢をどんどん叶えてくれちゃいますねー。
こうしてパンパンになったプーさんを高々と掲げホテルへ舞い戻る。
どこ車乗って行っちゃうんだよオマエ！
僕もホント不安でしたよ。
乗れ乗れって言うんだ…
オヤジ、こっちは押してんだからさぁ。
日本語を理解できないMr.フリッツは両手を上げてニコニコ笑うのでした。
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スイスへ向け走る。
8月27日（水）午後9：30
ホテル・ガストホフレーヴェン前（リヒテンシュタイン）
さ、えー我々は今ねリヒテンシュタインで、朝を。
いやーいい国でしたねー。
ほんっとにいい国でした。
Mr.フリッツだけですっっかり面白い国でした。
でもねーあのオヤジのせいでもうスタート30分押してます。
まずは、アルプスの少女ハイジ！
ウハハ…
もうミスターがもうたまりませんねェ？
じゃ、行きましょう。
今日はスイスへ入国し、アルプスの少女ハイジの故郷”マイエンフェルト”とゆう町を目指すことに。
車内レポート！
車中での我々の快適な生活。
こういったものを皆さんに紹介したいと思いますね。
まずですね、後ろの方を見ていただきましょうか。
一瞬見てよくお分かりにならないかもしれませんが、我々やはり工程長いです。
やはり洗濯物が間に合わない。
ホテルで乾かなかったものをどうするかと言いますと、えー車で乾かすと。（棚には下着の山が！）
とゆうことで我々のコノ後ろはですね、さながら高級ブティックのショーウインドウと化しております。
…と言いますかですね、悔しいかな、ほとんどはディレクターの物だと。
ミスターはほとんど場所をもらえなかったですよね？
ウハハハハハハ！
助手席はね、もう完全に…
助手席はもう完全にナビゲーションシステムです。
これは出演者であろうがなんであろうがとりあえずナビと。
とゆうか、ミスターなんですけどもｗ
私はぁバカなものですから、ね？
もう後ろですっかりガンガン寝ちゃってますから。
今はだいたい大泉くんの役割としては、ガソリンスタンドでガソリン入れる係ですね？ｗ
だから最近は「あースタンド入ったな」と思ったら、眠い目こすりながら「あいっ！」ってこう。入れると…ね？
ま、このように私たちは快適なドライブをしてると、ゆうことですね。
ちょっと大泉くんの車内レポートでした。
そいじゃ失敬してちょっと僕寝ますので。
寝るなよぉ。
こうして9か国目の国スイスへ入国を果たす。
マイエンフェルトとゆう町へ入ると、いきなりハイジの銅像から水が噴き出す泉が出現した。
大泉くんはアニメ観たことがあるかな？
ございます！
さすがに私もね何かこう、おじいさんがねーチーズかなんか刺して暖炉で溶けるシーンなんてのは。
食べたいなーと、思っておりました。
ハイジは二階の屋根裏部屋に寝てたじゃない。
朝起きるとそこの窓には小鳥が「トン」と飛んできて、ハイジを起こすと。
僕の朝と同じですよ。
そうだねぇ？ｗ
あのおうちが、漫画で見たようなおうちがあると！
ほんとですかぁ？
黒板五郎（北の国から主人公）の家と変わらないんじゃないの？富良野の。
うはははははは。
もう一つ楽しみなのはねェ？
そのハイジのうちに行くとどうもくまのプーさんを持ったハイジ会えるらしい！ｗ
ハイジ一人の子持ちだそうです。
もう、ハイジは！？ｗ
子持ちになって…子煩悩なねぇ？
ハイジでしょうねぇ。
あー見たい、是非見たい。
高原の牧草地に突如現れた「アルプスの少女ハイジ」
ハイジのハイキングコース（通称緑の道）に到着。
さ、そいじゃぁ。散歩行きましょう。
ねー？ハイキングでーす！
楽しそうだねー。
絵に描いたような美しい山の景色の中を20分ほど歩く。
こんなのアレじゃないの…
パーティーを組んで行かないと。
こんな軽装じゃ行けませんよ。
ほら、大泉くぅん見てごらん！
登ってきたねェずいぶん…
「やっほー！」
…おぉ？案外響きますねぇ。
響くねぇー！？
「ハイジぃ！」
「はいじぃ」
「ハイジぃ！」
「はいじぃ」
…うるさいなぁ。
「プーのバカ野郎！」
「プーはいいやつぅ」
だからうるさいって言ってんじゃないか。
だいたいねぇこんなね、ハイジなんてのは実在した奴じゃないんだからぁ。
こんなのあれでしょ？
スイスの奴のさじ加減ひとつでしょどこに家建てんのかは？
なにこんな高い所建てちゃってんのよ…
「こりゃぁー…スイスをぉ…
相手取るよぉう！？」
ウハハハハハハ
さぁさぁ行こうじゃないか。
スイスを相手取るってかい。
大泉さんが不貞腐れながらも、さらにアルプスの山道を進む。
1時間半後ようやくハイジの家を発見するのだった。
あーあった…いきなり見つけた。
ハイジの家は気をつけないと牛のうんこがたくさんあるね…
地雷のようですよ。
えープーさんと共に…
こちらが「アルプスの少女ハイジ」のおうちです。
ほんとに大泉くん、そろそろハイジが駆けて来そうな気がするねぇ？
ハイジの家から傾斜のある牧草地を少し下って、ハイジの登場を待ってみることに。
どうゆうわけかミスターだけを置き去りにして…
それじゃぁハイジを呼んでみようかなぁ？
このペーターお兄さんがぁ！
「ハイジぃー！」
「ハイジこっちへおいでよぉー！」
「ハイジ何を照れてるんだい？」
あー走ってきた！走ってきた！ｗ
アハハハハハハ！
アハハハハハ！
ペーター！！
ハイジねぇ大事なデジカメが…ｗ
ハイジがカメラ落としたぞｗ
ハイジぃｗ
ハイジぃｗ
ウハハハハ！
うんこがついたか？ｗ
アハハハハ！
ハイジ…うんこ踏んでるよ…ｗ
はい、どうもお疲れ様。
すいません。
ありがとうございました。
よかった？
あ、ほんと…ダイジョブでした。
もう勉強させてもらいました。
勉強になりました。
ホントにすいませんでした。
もうちょっと大きく動いた方がよかったかな？
いやいやもう…
あれぐらいで充分であの…
テイク2？
あいやいやいやもう…いいですからホント。
撤収とゆうことで！
はい撤収しまーす！
いやーよかったですねー。
ハイジ見れると思わなかった。
手にはプーさんの風船を持ち、油性ペンでほっぺを赤く塗ったミスター。
すれ違う外人とゆう外人が振り向いてくるが見向きもせず下山する。
町のパン屋に立ち寄り、甘いケーキを食べる洋ちゃん。
そこに離れていたミスターが走って現れる。
ミスターみずからやる気ですよぉ？
大量の甘いケーキを次々頬張るミスター。
間髪入れずケーキを差し出す藤村D。
いやいやいや、食べてください。
いやいや。
いいです、また買ってきますから。
ほらミスターそんなスプライトなんて飲んでないで。
取り上げなさいよ大泉くん。
結局、甘いケーキを3つもたいらげたミスターでした。
痛い変装も、嫌いな甘いものも文句も言わず従うのが社長のあるべき姿だ。
過酷な高山の環境で旅の仲間を一人失う。
切り立った緑の断崖を進み、景観が一変した…その時。
嫌な予感がします。
えーとゆうのも走ってる最中ですね、なんか車の…
物が落ちてきたような…「ドンッ」ってゆう。
落石があったのかな…と。
もしくは踏んだのかな…と。
ちょっと一瞬みんな緊張でしたね？
しかしちょっとそうゆう原因が無さそうだと。
傷はやっぱりないですね。
で、えーひとつ考えられることが。
この中（トランク）には僕の愛しのプーさんがいるんです。
で気圧の関係か何かで膨張して…破裂したのではないかと。
忘れちゃいけないのはリヒテンシュタインで、あのオヤジがプーさんをパンパンにしてくれたって事です。
じゃ、プーさんが無事であることを祈っています。
トランクをのぞき込むミスター。
悲痛な表情を浮かべ何も言葉を発さずしゃがみ込む。
どうしたの？
どうしたのミスター？
ミスター…
そこにはミイラのように瘦せ細り、皮一枚となったプーさんの姿が。
プぅーーさーん！！
でもなんか…いい顔してるじゃない。
顔は変わんねぇよ。
笑顔で死んでいきましたよ。
満足そうな顔してるじゃない。
うれしかったんじゃないの？
UKを出て、プーさんも我々と一緒に。
9ヶ国周ったわけだよ。
プーさんはUKを出たこと無かったんだから。
日本の土をね、踏ましてやりたかったんだよ。
まぁずっと浮いてるから踏むことはないんだけども。
ウハハハハハハハ。
どうしますか？
まだ、旅は続けますか？
プーさんがいないのに旅を続けたって意味無いんじゃないですか！？
いやぁいやぁ。
ダメだ！ダメだ！
続けなきゃ続けなきゃ。
旅には心温まる出会いがあれば、悲しい別れもある。それがどうでしょうの旅なのです。
まとめ
気さくな支配人に御厚意を頂くどうでしょう班。
スイスへ入国すると、ハイジが育った家まで登山しました。
そこではプーさんを持ったミスターが扮するハイジとの感動の出会いがありました。
しかし束の間、その大事なプーさんを失ってしまうのでした。
↓↓第八夜はアルプスの氷河を堪能します↓↓
↓↓第六夜は大泉さんが町を見張ります↓↓
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