今回はルクセンブルクに入国を果たし再びドイツに戻ります。
その頃すでに夕方を過ぎていたが、ミスターは約1000km先のイタリアを目指すと主張。
しかし、それに異を唱える形で藤やんと洋ちゃんが画策するのでした。
この頃のミスターは番組後半に比べて“ストイック”!!
第五夜のポイント
- 堂々とほらを吹く大泉さん。
- ルクセンブルクのランチは持久戦。
- ミスターの合宿計画に疑念を抱く。
- 藤やん、洋ちゃんを誘惑。
- アクシデントとゆう名の反乱。
大泉さんのほら吹き
1997年8月25日(月)午前11時00分
ルクセンブルクへ向け走行中
ルクセンブルクについて知りたいの?
もともとこのルクセンブルクとゆう国が誕生したのがですね、えーあの、エライ人がですね…
シージフロア伯爵とゆう…
僕の叔父にあたる…
このシージフロア伯爵が、ルシリンブルグ山に城を築いたことにこの国の歴史が始まっております。
で、その街ですね、大変に商業なんかが中世に栄えまして17世紀に入って…
えーわたくしの姪にあたる…ヴォーバン元帥が…
え!?それは男性ですか?
えーこれは…婿です。
あぁ…姪の婿…
ヴォーバン元帥がより強大な城塞を築くということで、この辺から北のジブラルタルと呼ばれるようになるわけですね。
えーそして1815年の…
えーわたくしも出席しました、ウィーン会議で…
何歳だよおまえ!
えーオランダ皇王ウイレム一世によって個人城とされて独立した大公国となったと。
であのーおよそ(ルクセンブルクには)40万人が住んでおります。
旭川とか…
旭川よりもいないんじゃないですか?
そしたら旭川と戦争だってことになったら旭川かなり有利と…
ただ、いかんせんこっちは城塞都市ですから?
もう少し旭川も作戦を考えないと…
ルクセンブルクの有名な人ですか?
そらーもう皆さん押さえておかなきゃいけないのが…
先ほどのウイレム一世…
いやいや、そうゆう意味じゃなくてね。
例えば芸能界とか…!?
あーはいはいはい。
あの岡田マスオなんてのはあれは少し入ってるんですよ?
え?だれ?岡田マスオ?
岡田真澄か!?
岡田真澄とかね。
…あとクリスペプラーとか…
うそだよ!?
ほんとに!?
それは…ごめんごめん…
クレーム来たら…
あーはいはい、うそですよ!?
はははははは
だいたいルクセンブルク(の有名人)なんて書いてねぇもんよ!
知らねぇよそんなものよー!
退屈な車内を、大泉さんの巧みなホラ話で盛り上げ続けてくれます。
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ルクセンブルク入国&観光
8月25日(月)午後1時20分
ルクセンブルク入国を果たす。
首都ルクセンブルクの前にレストランで昼食をとることに。
いいですねぇ…
素晴らしい。こらぁ美味しいですね。
白目をむきながらコース料理に舌鼓を打つ洋ちゃん。
ルクセンブルク…
いい国ですねェ。
家の子供に食わせてやりてぇな。
そしてコーヒーカップが熱い。
持てないくらい熱い…
これホント熱いね。
これを冷めるくらいまでオシャベリでもして楽しみなさいって、そうゆうことなのかな?
かれこれ、私たちここ入ってもう…
2時間が経とうかと、ゆうとこですねぇ。
おしてるよぉ。
午後4時になってようやく首都ルクセンブルクに到着する。
かなり街だよ!?
これが、だから金融の…
各国の銀行が出てきてる…
金融の中心地としてルクセンブルクは生まれ変わろうとしてると…
欧州投資銀行本部、欧州共同体裁判所、ヨーロピアンセンターの横を通り車は進む。
EUの中心的役割も果たしているとゆうルクセンブルクの横顔を今紹介しましたね?
しました。
とゆうことで、ルクセンブルクは以上と。
結局我々が紹介したメインはめし屋だったと…
ヨーロッパのレストランはとにかく出てくるまで時間がかかります。これがのちのち旅にも大きな影響をもたらすことになります。
ミスターに反旗をひるがえす。
こうして再び走り出す。
で、このあとオーストリア。
えっ、このあとオーストリア行くの?
行きますよ?
ドイツを南下してオーストリア、リヒテンシュタイン、スイス…
スイスも行くんですか?
いやスイスもだから中継地点ですよ。
この人はイタリアに行くって…
イタリアに行くんですか?
今日ですか?
なんとミスターはこれから約1000km先のイタリアまで向かうつもりらしい。
しかし他のメンバーは「21か国周れなかったら僕は辞めます番組を」と豪語するミスターに対し疑問を抱いていたのだ。
そんな中、ドイツに再度入国する。
ドイツにまた入りました。
さぁさぁさぁもう17時ですよみなさん。
急がないと。
最終的には今日イタリアまで…
えーウチの師匠は行くと。
イタリアってのはミスター何キロくらい…
あるんでしょうか?
あのね、測っちゃうとみんな気合入らないでしょう?
いやいやいや。
いやだからね、藤村さん僕が運転を少し代わりますよ。
おや?
ようやく大泉くんも…やる気になって。
したら大泉くん、僕がナビをしよう。
あーそれはうれしいな。
あのね、そろそろミスターにも休んでいただかないと。
あのねぇやっぱり視聴者の皆さん今回なに物足りないって「ミスターのかわいい寝顔!」
あの生まれたての子供のような寝顔を…皆さんはお待ちです。
寝ていただいて目が覚めた頃にはイタリアでございます。
こうして大泉さんに運転を代わりアウトバーンをひた走る。
すると息をひそめていた悪魔が動きだすのだった。
(ミスターは)寝ましたか?
寝ましたね。
まー今回の旅は寝ないですねぇ。
自分にムチを打って…ねぇ?
我々にもムチを打って…
さぁさぁこれでね今マンハイムとゆう町を今抜けてるとこですね。
で、マンハイムってのはドイツのぉさまざまな街道…
これ観光ですよ。
ドイツと言えばもうロマンティック街道でありメルヘン街道でありファンタスティック街道であると。
そのうちの一つ古城街道の入り口がこのマンハイムであると。
そして今我々はマンハイムにいると…
ゆうことですね?
で、この高速をですね6号線ってのを真っ直ぐ行くと656号線ってのが出てくるから。
6号線を行かずにその656号線を行くとですね、その道は自然と古城街道に続いていると…
ゆうことですね?
大泉くんが間違えて656に乗ってしまうと、古城街道に出るんですよ。
そうすると、見どころ満載のドイツの観光ができると。
僕は6号線で行ったほうが良いんじゃないかと思いますよ?
進路を変えるかどうかってのはすべて大泉くんのそのハンドルにかかってます。
きったねぇマネするなぁーディレクター。
ただねぇ、僕はかれこれ一年くらい後ろのやっこさん(ミスター)と付き合ってるけどもね…
怒ると思うよ!?
ガハハハハハ
いやだから、きみがどっちを判断するかだよ。
おっ大泉くん見えてきたよぉ?
もうオレの決断の時は来てるの?
僕はこのまままっすぐ行く方に賛成ですよ?
いや僕は6号線を行くよぉ?藤村くぅん。
しかし看板にはどう見ても「656」の文字が!
僕はぁ6号線を行っているつもりだよぉ?
さぁさぁミスター。お望み通り私は今…
こらぁだって僕は6号線を行ってるつもりなんだから。
ミスターだってね、人の間違いをぉ責めるような人では無い。
待っててくださいミスター…
ガハハハハハ
こらぁ、どうなんだ藤村くぅん?
最終的にきみ僕を一人ぼっちにしたら…
どうだぁ?
僕は訴えるよ?
藤村くん。
見えてきたぁイタリアの文字が見えてきたぁ。
こうして無事(?)古城街道に入り綺麗な城が立ち並ぶ街道をひた走る。
するとそこでミスターがムクムクと起きだした。
ミスター、さぁさぁさぁ。
今ですね、えー。
ずいぶん走ってまいりまして…
…アクシデントでぇ、ございます。
ムハハハハハ
…今どの辺ですか?
今ですね…
イタリアの国境にもう…
オーストリアの国境ですか…
オーストリアの国境まではおよそ500kmとゆう…
…え?
かなり詰めましたね?
僕はぁ…なんと言いますかぁ…
寝たあなたも悪いと言おうか…
ルッテンブルグ城じゃないかな?
あれは。
あ、そう?
あー綺麗だ。
ほら山裾にも見える…
これが古城街道ですよ大泉くん。
まだミスターは後ろでむっすりとしていますが。
これが古城街道ですね?
今ね僕チラッとルームミラーで見たけどね?
ちょっとうれしそうな顔してるよ?
しかし少し立ち寄った、景色が展望できる古城でも機嫌の悪いミスター。
まだ足りないかなぁ?
よーしもう一個ご案内しよう!
じゃぁここでもう一つ。
とどめをね?
いやいや、それはまたゆっくり…
しかし午後9時を回り、ミスターの抵抗むなしく一泊することになるのだった。
【余談】のちにミスターは、起きており「あーあ、そうゆうことやってんだね」と反乱のやり取りを薄目で見ていたと暴露している。(水曜どうでしょう×地球の歩き方 ヨーロッパ21ヶ国完全制覇’97 P73より)
まとめ
ルクセンブルクに入国を果たし、おいしいコース料理を堪能。
再びドイツに戻りますが、ミスターの約1000km先のイタリアを目指す政策に反乱をひるがえすように藤やんが洋ちゃんをそそのかしました。
見事もくろみは達成されドイツの古城で一泊することに成功するのでした。
第六夜ではまだまだドイツを堪能します↓↓
第四夜はミスターが番組を辞めると宣言!↓↓
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